「共生型」という形

宮城県登米市 伊豆沼近くの内沼のほとりに「わらいの舘 四季」があります。

相談員の勉強のため自立支援協議会で先日こちらにお邪魔しました。

「富山型デイサービス」を耳にしたことがあるでしょうか。赤ちゃんからお年寄りまで

20人の定員のなかでサービスを提供する。さまざまなサービスや自主事業を組み合わせるこの取り組みは富山を発祥として全国に展開しています。しかし、東北ではなかなかお目にかかりません。

この、わらいの舘はNPO法人として代表の自宅を改修してはじめたのが最初です。

今、障がいと高齢サービスを一緒に提供する「共生型」の提案が始まっています。

すでに取り組んでいる地域もありますが、介護保険サービスのなかで障がいのある方も

一緒に過ごす。または、障がいサービスのなかで介護保険事業も展開する。なかなかイメージがつかめないところです。

代表は、人工心臓を手術中に管理したり、ICU等の設備機器管理や人工透析を管理する臨床工学技士でした。

紆余曲折、立ち上げてから現在はさまざまなサービスを組み合わせながら生き生きした空間が広がっています。

立ち上げ当初、介護保険施設では在宅酸素や人工透析をされる方などの受け入れが積極的ではなかったそうです。しかし、在宅で管理できて

いるものだから大丈夫、と積極的に受け入れました。地域の方からは「なにかあったら、そこに行けばいいと思ってる」と話されたそうです。

これまで、医療福祉は細分化されて専門性が高められてきましたが、今後共生型を通してそれを統合していく動きがあるのだなと感じています。

「無理だよ」と言われていたことが自然と成り立っている。「無理だよ」を「大丈夫だよ」に変えていく力に驚きました。